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大倉山

< 大倉山:標高 593m >
(富岡町)


常磐道富岡インターチェンジ付近から見た大倉山。山頂直下は森林公園として整備され、誰でも楽しめるコースとなっている
   
山を楽しむ
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登山道は江戸時代の塩の道
     
   

  富岡町西側の阿武隈高地に位置する。三把山(さんばさん)とも言われ、山頂に雲がかかると草を三把刈らないうちに雨が降るとの言い伝えも残る。
 江戸時代に、三春や二本松に塩を運んだという「塩の道」が登山道となっている。いにしえの塩の道をたどり、歴史のロマンに触れながら山頂を目指す。
 登山口は、県道いわき・浪江線沿いのコンビニエンスストア近くの同町赤木地区にある。登山道は、山頂直下まで緩やかな上りが続く。杉林に囲まれた道を登ると馬頭観音に到着、篭(かご)を休ませて前途の安泰を祈願した篭立て場などを経て、約2時間で山頂付近にたどり着く。
 周辺は、2001(平成13)年に大倉山森林公園として遊歩道が整備され、家族連れも楽しめる散策コースとなっている。公園周辺を歩くなら、川内村の県道小野・富岡線の貝の坂か、五枚沢からの林道を車でたどれば、山頂直下の駐車場まで行ける。
 山頂には、富士山と同じ浅間神社の石ほこらがあり、美ぼうの木乃花咲耶媛(このはなさくやひめ)が祭られている。太平洋と相双地方の街並みが一望できる。
 町役場の観光担当の坂本隆広さん(38)は、「夜の森地区の桜と合わせて登ってみては」と話す。最適な季節は春先で、ヤマザクラやヤマツツジ、カタクリの群落が登山者を魅了する。
 夜の森地区には、温泉宿泊保養施設「リフレ富岡」があり、入浴や宿泊ができる。

     
夜の森林地区にある町の温泉宿泊保養施設「リフレ富岡」。登山後の汗を流し疲れを癒やすスポット
■参考コース・時間
 ▽赤木登山口→馬頭観音(60分)→がんばる小径(50分)→山頂(20分)。車では川内村の貝の坂入り口、五枚沢入り口から大倉山森林公園登り口まで約15分
■問い合わせ先
 ▽
富岡町役場=電話0240・22・2111
   
(2008年1月25日 〔山を楽しむ〕文・橋本 徹 写真・永山能久)
 

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