節目彩る桜並木、川沿い美しく彩る 浪江、31日で避難解除6年

 
見頃を迎えた請戸川リバーラインの桜並木=29日午前、浪江町(ドローン撮影)

 浪江町の請戸川リバーラインの桜が七分咲きとなり、見頃を迎えた。東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が、この一帯で解除されてから31日で丸6年となる。同日は町内の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示解除も予定されており、桜並木が節目の日を彩る。

 町では2017年3月末にJR浪江駅前など中心部の居住制限、避難指示解除準備の各区域で避難指示が解除された。震災当時、約2万1000人に上った住民は現在約1900人。

 復興拠点は室原、末森、津島3地区の一部の計約6.61平方キロのほか、大堀地区の一部を含み、町土の8割を占める帰還困難区域の再生が始まる。

 請戸川リバーラインでは約130本のソメイヨシノが川沿いに並ぶ。ライトアップも行われ、夜桜を楽しめる。問い合わせは町産業振興課(電話0240・34・0247)へ。