高さ7メートル以上...世界最大のランの仲間、3年ぶり開花

 
3年ぶりに開花したグラマトフィラム・スペキオスム

 高さが7メートル以上にもなる世界最大のランの仲間で、国内でも開花例が少ない「グラマトフィラム・スペキオスム」が、いわき市のアクアマリンふくしまで3年ぶりに開花した。

 2000年に開館する前から栽培し、2019年5月に1度だけ花を咲かせた。手入れを担当している吉村光太郎さん(44)も「咲かせる方法が分からない花」と話す東南アジア原産の植物だ。

 黄色地の花に、赤褐色の斑点がトラの模様に見えるため「タイガーオーキッド」とも呼ばれる。吉村さんが芽が伸びるように光をたくさん当て、水やりを工夫したところ、花が咲いたという。吉村さんは「開花が世の中が明るくなる兆しとなってほしい」と願う。