シャクヤク、かれんな姿 只見、摘み取られハーブティーに

 
只見で栽培されている薬用シャクヤク

 只見町で薬用シャクヤクが栽培されている。80~90アールの畑に約1万2000株がかれんな花を咲かせている。

 有限責任事業組合クラウドゥ只見が栽培、各組合員らが共同出荷している。薬用シャクヤクは根の部分を太らせて漢方の材料にするため、花が咲いたら栄養分が根に行くように即座に摘み取られるという。花はハーブティーに加工される。畑の所在地は同町只見字新屋敷下。

 摘み取られた後は加工され、福島医大会津医療センター漢方内科で使用されている。同社は栽培を通じて薬の地産地消のほか、まちづくりにも貢献している。花は来週ぐらいまで見頃が続くという。