トマト、モッツァレラ、ホタテのみそパスタ

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー555キロカロリー、食塩相当量2.6グラム ※一人分の値

 ◆材料 <2人前>

・スパゲティ(1.4~1.5ミリメートル).........150グラム
・ホタテ貝柱(刺身用).........4個
・完熟トマト.........大1個(正味200グラム)
・モッツァレラチーズ.........1/2個(50グラム)
・バジルの葉......少量(3~4枚)
・粗挽き黒コショウ.........少々

☆みそドレッシング
 (A)
  みそ、レモン汁、オリーブ油(エキストラバージン).........各大さじ2
  はちみつ.........小さじ1

 ◆作り方

(1)トマトは皮を湯むきし、適当な大きさに切る。ホタテとチーズは食べやすく切り、バジルは葉をよく洗って水気を拭く。
(2)ボウルに(A)を入れて泡立て器で混ぜ、ホタテとトマトを加える。ざっくり和えてホタテとトマトにみそドレッシングをなじませる。
(3)スパゲティを袋の表示の通りにゆで、お湯を切って(2)のボウルに入れて混ぜる。器に盛りつけてモッツァレラチーズをちらし、粗挽き黒コショウを振って、バジルの葉をのせる。

 【ワンポイント】

 爽やかでコクのあるレモン風味のみそドレッシンングがトマト、バジルとよく合います。トマトの豊富なビタミンAやCに加え、抗酸化作用のある赤い色素のリコペン(編注:一般的に「リコピン」とも呼ばれますが、正式には「リコペン」)などが強い紫外線から肌を守り、ホタテとチーズ、みそのたんぱく質が肌のハリやツヤを作ります。バジルは消化を助けて食欲を増進させ、トマトとともに体にたまった熱を体外に発散させる働きがあるとされています。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。全国みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2020年7月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より