蒸しナスのみそ汁そうめん

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー534キロカロリー、食塩相当量2.9グラム ※一人分の値

 ◆材料 <2人前>

・そうめん(乾麺).........200グラム
・ナス.........1本
・鶏ささ身.........1枚
・オクラ.........2本
・ミニトマト.........4個
・パプリカ.........1/4個(または黄色ミニトマト4個)
・青ジソ.........4~5枚
・だし.........2カップ
・みそ.........大さじ2
・白練りごま.........大さじ2
・しょうゆ(味の調整用).........少々
・煎りごま.........少々
・具材の下処理用の塩、酒.........少々

 ◆作り方

(1)具材の下ごしらえをする。
 ナスはラップに包んで電子レンジで約1分30秒加熱して柔らかくなったらラップを外して冷まし、食べやすい大きさに切る。
 鶏ささ身は耐熱皿にのせて塩と酒を少々ふりかけ、ラップをふんわりかぶせて電子レンジで1分加熱し、冷まして手で裂く。
 オクラは塩でこすり、さっとゆでて小口切り。
 ミニトマトは半分に、パプリカは薄切りに、青ジソは千切りにする。
(2)ボウルにみそと練りごまを入れて泡立て器でよく混ぜ、だしを少しずつ加えてのばす。味を確かめ、塩気が足りない場合は少量のしょうゆで調整する。
(3)そうめんをゆでて冷水で洗い、水気を切って器に入れ、(2)のごまみそ汁をかける。
(4)具材をのせて白ごまを散らす。

 【ワンポイント】

 夏のそうめんはあっさりと済ませがちですが、暑さに負けないためにはしっかりと栄養を摂ることがとても大事です。良質なたんぱく質を含むささ身と、ビタミンやミネラル、抗酸化成分を含む夏野菜をたっぷり添えて、コクのある"ごまみそ汁"でいただきましょう。汗をかいて失われがちなミネラルも、若干濃い目の汁で補えます。暑い日は汁を冷たくして、肌寒い日は温かくしてお召し上りください。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。全国みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2020年8月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より