ミニミニ・みそスコッチエッグ

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー385キロカロリー、食塩相当量1.0グラム ※1人分(4個)の値

 ◆材料 <4人分>

【ひき肉たね】
・豚ひき肉.........100グラム
・鶏ももひき肉.........100グラム
・玉ネギ(みじん切り).........1/4個
・ニンジン(すりおろし).........1/4
・片栗粉.........大さじ1
・みそ.........大さじ1
・うずら卵.........16個
・小麦粉.........少々

・揚げ衣(小麦粉、卵、パン粉).........適量
・揚げ油.........適量
 ★彩りに、レタス、パセリ、トマトなど

 ◆作り方

(1)うずら卵はゆでて殻をむき、水分を拭き取る。
(2)ボウルにひき肉とみじん切りにした玉ネギ、すりおろしたニンジン、片栗粉、みそを入れる。よく練り混ぜてひき肉たねをつくり、16等分する。
(3)うずら卵に小麦粉をまぶし、(2)のひき肉たねで包む。
(4)小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶし、中温(170~180度)の揚げ油で揚げる。

 【ワンポイント】

 茹で卵を挽肉で包んで揚げる"スコッチエッグ"のミニミニ版です。みそで調味するのでうま味とコクがあり、何もつけなくてもパクパクおいしく食べられ、減塩にもつながります。鶏ひき肉と豚ひき肉の両方を合わせることで味のバランスが良くなり、冷めてもおいしさを保ちますので、お弁当にもぴったりです。うずら卵を茹でたり、包む手間や揚げる手間はちょっとかかりますが、その分、みんなの笑顔が生まれます。秋のおでかけのお弁当の一品にいかがでしょう。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。全国みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2020年10月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より