春野菜のオープンみそオムレツ

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー200キロカロリー、食塩相当量1.5グラム ※1人分の値

 ◆材料 <2人分(焼き皿2枚分)>

・アスパラ.........1/2束(2~3本)
・芽キャベツ.........3~4個
・ブロッコリー.........2房(約60グラム)
・ミニトマト.........5~6個
・粗びき黒コショウ.........(仕上げに好みで)少々
 (A)
  卵.........3個
  マヨネーズ.........小さじ2
  みそ.........大さじ1

 ◆作り方

(1)鍋にお湯を沸かし、野菜の下ごしらえをする。
 ・アスパラは根本の固い部分の皮をむき、さっと固めにゆでて乱切りにする。
 ・芽キャベツは根本に十字に切り込みを入れて柔らかめにゆで、半分に切る。
 ・ブロッコリーは固めにゆでて、一口大ぐらいに小さく切る。
 ・ミニトマトは半分に切る。
(2)ボウルに(A)を入れてよく混ぜる。
   (みそとマヨネーズを先に混ぜたところに卵を加えると混ざりやすい)
(3)焼き皿に(2)の卵液を流し入れ、(1)の下ごしらえをした野菜を散らし入れる。
(4)オーブントースターで卵に火が通るまで焼く。
   仕上がりに好みで粗びき黒コショウをふる。

 【ワンポイント】

 アスパラや芽キャベツなどの春野菜と、ブロッコリー、ミニトマトが入って彩りがきれいなオムレツです。これらの野菜には風邪予防や花粉症の軽減に働くビタミンやミネラルがたくさん含まれています。みそで調味するので、まろやかでコクのある優しい味になり、ご飯にもパンにも合います。朝食に作る時は前の晩に下ごしらえをしておくと便利です。オーブントースターで焼くので、手間要らず。仕事を持っている忙しい人にもおすすめです。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。全国みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2021年4月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より