カジキのピリ辛みそマヨグリル

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー179キロカロリー、食塩相当量1.4グラム ※1人分の値

 ◆材料 <お弁当2人分>

・カジキ.........1切れ(約100グラム)
 (A)
  麦みそ(または米みそ).........大さじ1
  マヨネーズ.........大さじ2
  七味唐辛子.........少量
 *添える野菜は好みで用意する

 ◆作り方

(1)カジキは食べやすい大きさ(拍子木状または2センチ角)に切る。
   混ぜ合わせた(A)に漬け込み、一晩(7~8時間)冷蔵庫に入れて置く。
(2)オーブントースターの天板にクッキングシートを敷き、下味の付いたカジキをのせて約10分、こんがり焼けるまでグリルする。
 ※グリルの時間は、切り方やオーブントースターの機種によって異なるので、焼き加減により調整してください。

 【ワンポイント】

 カジキは通年出回っていて手に入りやすい魚ですが、料理法によってはパサつきやすいのが難点です。そこで、発酵食品であるみそとマヨネーズに漬け込んでみましょう。身が柔らかくなり、魚臭さも消えて風味よく仕上がります。オーブントースターで焼くだけなので、料理作りがおっくうな日や仕事を持つ忙しい人にもおすすめです。焼きたてはもちろんおいしいのですが、冷めてもおいしく食べられるのでお弁当にも向いています。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 福島学院大・食物栄養学科客員講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。全国みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2021年5月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より