MISOチキンライス(土鍋編)

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー2,048キロカロリー、食塩相当量6.0グラム ※土鍋全量の数値

 ◆材料 <4~5人分>

・米.........2カップ(330グラム)
・水.........2カップ(400ミリリットル)
・鶏もも肉(骨付き).........1本
 (塩、酒).........適量
 (みそ).........大さじ1/2
・ニンジン.........中1本
・パセリ(みじん切り).........少量
・マッシュルーム.........1パック(7~8個)
・玉ネギ(みじん切り).........1/4個分
・ブロッコリー.........1/2~1/3株
・セロリ(みじん切り).........5~6センチ分
・調味料
  酒.........大さじ2
  ブイヨンスープの素(顆粒).........1本(4グラム)
  みそ.........大さじ1
  バター(無塩).........大さじ1

 ◆作り方

(1)米を手早く洗ってザルにあげ、水気をよく切ってから土鍋に移し、分量の水を加えておく。
(2)材料の下ごしらえをする。
 ・鶏肉は塩をもみ込んで水で洗い、酒をふりかけて臭みを除く。水気をよく拭き取り骨の脇に切り込みを入れ、全体にみそを塗りつける。
 ・ニンジンは厚さ1センチの輪切りにする。
 ・マッシュルームは縦半分に切る。
 ・ブロッコリーはできあがりに添えるので、小房にして茹でておく。
 ・玉ネギ、セロリ、パセリはみじん切りにする。
(3)米が入った土鍋に酒とみそを溶き入れ、ブイヨンスープの素をふり入れる。ここにみじん切りにした玉ネギとセロリを散らす。
   鶏肉とバターをのせ、ニンジンの輪切りを空いたところに差し込む。マッシュルームも周りに散らす。
(4)土鍋に蓋をして強火にかける。
   煮たってきたら火を弱めて15分炊き、10分蒸らす。
(5)全体にパセリをふり、ブロッコリーを添えて食卓へ運ぶ。

 【ワンポイント】

 クリスマスにおすすめの〝簡単、豪華な土鍋ご飯″です。炊きたてを食卓にのせて蓋を開ければ、一気に食卓が賑やかになります。香味野菜を炒める手間も不要で、鶏肉の下処理をしてみそを擦り込み、添え物のニンジンと一緒にお米の上にのせれば、後は土鍋任せ。鶏肉もニンジンも柔らかくなり、みそ味で炊くので風味豊かでとてもおいしく仕上がります。
 食事開始の30分前に加熱を始めれば、ちょうど良いタイミングで出来上がりますよ。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2021年12月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より