ミニミニサーモンバーグ

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー172キロカロリー、食塩相当量1.1グラム ※1人分の値

 ◆材料 <2人分>

・生サケ.........1切れ
・玉ネギ.........1/4個
 (A)
  片栗粉.........少量
  酒.........少量
  みそ.........少量
 (B)
  酒.........大さじ1
  砂糖.........小さじ2
  みそ.........小さじ1
  しょうゆ.........2~3滴

 ◆作り方

(1)サケは皮と骨を取り除いて細かく刻み、粘りが出るまで包丁でたたいてボウルに入れる。
   玉ネギは細かくみじん切りにしてボウルに入れる。
(2)ボウルに(A)を加えてよく混ぜ、4等分にして表面に片栗粉をまぶす。
(3)小さめのフライパンにサラダ油を軽く温め、(2)を並べ入れて焼く。
(4)ほぼ火が通ったところで周りの汚れた油をキッチンペーパーで拭き取り、(B)の合わせみそダレを回し入れて煮絡める。

 【ワンポイント】

 魚はお弁当のおかずには敬遠されがちですが、「ミニミニサーモンバーグ」なら大丈夫! 叩いたサケの中にみそと片栗粉、酒が入るので柔らかく、みそ風味なので冷めても美味しく食べられます。合わせみそダレは多めに作って瓶に入れ、冷蔵しておけば様々な料理に使えます。4月は新入学、新社会人のシーズン。「お弁当作り1年生」という方も多いのでは。そんな時にも万能調味料のみそは心強い味方です。肉や魚、野菜のみそ漬けをはじめ、多くのバリエーションで健康的なおかずを作ることができます。お弁当作りのポイントは前日の下準備とオーブントースターや電子レンジ等の活用、小サイズのフライパン等を用意することです。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。元福島学院大客員講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2022年4月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より