秋の和風みそピラフ(ホットプレート版)

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー451キロカロリー、食塩相当量1.5グラム ※1人分の値

 ◆材料 <4人分>

・米.........2合(300グラム)
・鶏もも肉(皮なし).........1/2枚(120グラム)
・酒、みそ、しょうゆ.........各小さじ1
 (A)
  水.........400ミリリットル
  昆布.........約5センチ角1枚
 (B)
  酒.........大さじ2
  みそ.........大さじ2
  しょうゆ.........小さじ1
・バター.........大さじ1

【具材】
・ニンジン.........50グラム
・シメジ.........50グラム
・マイタケ.........50グラム
・パプリカ(赤、黄を混ぜる).........50グラム
・サツマイモ.........100グラム
・クリ(生).........10粒
・青み(三つ葉など).........少々

◆作り方

(1)深さ4~5センチのホットプレート天板とふたを用意。
(2)材料の下ごしらえをする。
 ・米は洗ってザルに広げて水気をよく切り、ホットプレートに移して(A・水と昆布)を入れる。
 ・鶏肉は酒、みそ、しょうゆをもみ込んで5~6分ほどおく。
 ・ニンジンは千切りにする。
 ・パプリカ、サツマイモは1.5センチ角に切り、サツマイモは水洗いをする。
 ・キノコ類は食べやすい大きさに手で裂く。
 ・クリはボウルに入れて熱湯をかけ、冷めたら鬼皮と渋皮をむく。
(3)ホットプレートの中に(B)の調味料を混ぜ込み、鶏肉とその他の具材を散らしのせる。
 最後にバターをちぎって所々にのせる。
(4)ふたをして強めの目盛りで加熱し、沸騰してきたら火加減を弱~中くらいにして約15分炊く。
 ふたを取って、米の様子を見て炊けていたら再度ふたをして5~6分蒸らし、青み(三つ葉など)を散らす。

 【ワンポイント】

 まだまだ残暑が厳しい時期です。夏バテ気味の方は、"楽々みそ料理"で早く体力を回復させましょう。
 今回はホットプレートで作る「秋の和風みそピラフ」をご紹介します。食卓でふたを開けた瞬間、家族や来客から歓声が上がるうれしい一品。みそと少量のバターでとても風味よく仕上がり、箸が止まらなくなります。良質なタンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく摂取できて、彩りもきれいな和風ピラフです。
 具材の下ごしらえをしておけば火を使わずできるので、手間なしで後片付けも簡単です。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。前・福島学院大客員講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2022年9月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より