大根と干し貝柱のみそご飯

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー349キロカロリー、食塩相当量1.7グラム ※1人分の値

 ◆材料 <4人分>

・米.........2合
・昆布.........小1枚
・干し貝柱.........5~6個(約40グラム)
・大根.........正味200グラム
・大根の葉.........約100グラム
・ユズの皮.........少量
 (A)
  酒.........大さじ2
  みそ.........大さじ1.5
  みりん.........大さじ1
  しょうゆ.........小さじ1

 ◆作り方

(1)材料の下ごしらえをする。
 ・米は洗って炊飯器の内釜に入れ、昆布と少なめの水を加えて1時間ほど置く。
 ・干し貝柱は水に7~8時間漬けて戻す。
 ・大根は1~1.5センチ角に切る。
 ・大根の葉はゆでて細かく切り、ユズの皮は千切りにする。
(2)炊飯器に貝柱の戻し汁と(A)の調味料を入れたら、目盛りまで水を足す。
 戻した貝柱と大根を散らし入れて、炊飯のスイッチを入れる。
(3)炊き上がったら全体を混ぜて器に盛り付け、大根の葉とユズの皮を散らす。

 【ワンポイント】

 大根は食物繊維をはじめ、カルシウム、カリウムなどのミネラルが多く含まれていて昔から胃腸の働きを助ける、喉のトラブルや気の巡りを良くする等、様々な薬効を期待して使われてきました。大根は淡泊で水分も多いことから、生食や煮る、炒める、蒸す等、どんな調理法でもおいしく食べられるのが嬉しいところです。「大根と干し貝柱のみそご飯」は冬ならではの甘味のある大根と干し貝柱、みその"うま味の相乗効果″で、とてもおいしく炊き上がります。大根の葉も入るのでビタミンAやC、鉄、カルシウムなどのミネラルも一緒に摂れますよ。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。前・福島学院大客員講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2023年2月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より