山形だし風みそホタテ丼

身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。
【栄養価】エネルギー351キロカロリー、食塩相当量2.4グラム ※1人分の値
◆材料 <2人分>
・夏野菜
ナス.........1/2本
キュウリ.........1/2本
ピーマン(下処理用に塩少々).........1個
ミョウガ.........1本
オクラ(下処理用に塩少々).........2本
青シソ.........4枚
新ショウガ(またはショウガ).........小1/2片
好みで青唐辛子、白ゴマ.........少量
・ご飯.........茶碗2杯分
・ホタテ貝柱(刺身用).........4個
(酒.........約小さじ2)
【A】
麦みそ(または米みそ).........大さじ2
水.........大さじ1
白だし.........小さじ1
◆作り方
(1)材料の下ごしらえをする。
・ナスとキュウリ、ピーマンは5ミリ角に切って塩少々まぶし、4~5分置く。
・ミョウガは縦半分に切って、小口に切る。
・オクラは塩をこすり付けてサッとゆで、小口に切る。
・青シソ2枚を細かく刻む(残り2枚は盛り付けで使います)。
・ショウガはみじんに切る。
・青唐辛子を加える場合は、ごく少量を細かく刻む。
・ホタテは食べやすい大きさに切って酒少量を振りかける。
(2)ナス、キュウリ、ピーマンの水気を絞り、ボウルに入れる。
残りの野菜とAを加え、手で軽くもむ。
(3)器にご飯を盛り付け、青シソを敷いて(2)をのせる。真ん中に汁気を拭いたホタテ貝柱をのせる。食べる時に好みで白すりごまを振りかける。
【ワンポイント】
山形の郷土食「だし」をヒントにみそ味で作りました。とてもやさしい味になってたくさん夏野菜が食べられます。山形の郷土料理「だし」はキュウリやナス、オクラ、ピーマンなど夏野菜を細かく刻み、よく混ぜてめんつゆなど醤油味で
食べますが、これをみそで和えると醤油味とはまた異なる風味になります。
ショウガや青シソ、ミョウガ、好みで青唐辛子などを加えると更に風味がよくなり、食欲がない時にもおいしく食べられます。ローカロリー、高たんぱくでミネラルの多いホタテをプラスすれば、あっという間に豪華なご飯ができあがり!
Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。前・福島学院大客員講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!
2023年9月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より