みそ漬けサーモンのみそジュレ

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー145キロカロリー、食塩相当量1.4グラム ※1人分の値

 ◆材料 <4人分>

・サーモン刺身用(さく).........200グラム
 【A】
  みそ.........大さじ2
  みりん.........大さじ1
  練りわさび.........小さじ1

 【みそジュレ】
・ゼラチン.........10グラム
・ブイヨンスープ(湯とブイヨンの素1個).........200CC
・みそ.........大さじ1
 【B】
  パプリカ(赤).........適量
  たまねぎ.........適量
  ディル.........小さじ1

・ディル、レタスなど.........少量

 ◆作り方

(1)サーモンの刺身は(A)をまぶしつけて1晩みそ漬けにする。
(2)みそジュレを作る。
 ・ゼラチンをふやかす。
 ・ボウルにブイヨンの素と熱湯を入れてブイヨンスープを作り、みそを加える。
 ・ふやかしたゼラチンを加え、溶けたら()を加えて平らな容器に流し、冷やし固める。
(3)サーモンのみそを取り除き、薄く切って皿に並べる。
  (2)のみそジュレをフォークで崩して散らしのせる。レタスやディル等を添える。

 【ワンポイント】

 刺身用のサーモンをみそ漬けにするので旨みが増して生臭みも消え、とても風味がよくなります。薄くきれいに切りたい時は、半分凍るくらいまで冷凍すると切りやすくなります。もしも冷凍のサーモンを利用する場合は、半解凍くらいでみそに漬けましょう。ゼリーは早めに作って置くと盛り付ける時に楽々です。華やかな彩りの〝みそジュレ″はクリスマスやお正月などのお祝い料理や来客時にもおすすめです。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。元・福島学院大食物栄養学科講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2023年12月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より