身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

　【栄養価】エネルギー２８６キロカロリー、食塩相当量０．９グラム　※１人分の値

　◆材料　＜２人分＞

・牛肉（ステーキ用）.........約１００グラム×２枚
・赤だしみそ.........大さじ２
　※または下記（Ａ）の合わせみそで代替もできます。
　【Ａ】
　　豆みそ.........大さじ1.5
　　米みそ.........小さじ１
　　みりん.........小さじ２
　　酒.........小さじ２
・付け合わせの野菜.........適量

　◆作り方

（１）ラップを広げ、ゴムべらで赤だしみそ（または（Ａ）の合わせみそ）の半量を広げる。
　　　牛肉をのせて残りのみそを牛肉に塗り、包んで冷蔵庫に入れ１～２日漬ける。
（２）食べる時にオーブントースター、またはグリル、フライパンで焼く。
　　　（※焼き過ぎないように注意！）

　【ワンポイント】

　高価な「牛肉のみそ漬け」も家庭で簡単においしく作れます。「赤だしみそ」は豆みそに米みそや調味料を加えて甘めに仕上げた「調合みそ」ですが、豆みそと米みそ、みりん、酒で作ってもおいしくできます。みそに漬けるので牛肉が軟らかくなり、とても風味よく仕上がります。ステーキ用の牛肉１枚で豪華なステーキ丼もあっという間に作れます。薄く切ってローストビーフ風にすればおもてなしにもぴったり！　酒肴にもおすすめです。

２０２４年１月号・Ｍｅ＆Ｙｏｕ「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より