みそミルクあんのいちご大福

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー132キロカロリー、食塩相当量0.5グラム ※1人分の値

 ◆材料 <約5個分>

【求肥(ぎゅうひ)】
 【A】
  白玉粉.........75グラム
  水.........100ミリリットル
  てんさい糖(または白砂糖).........25グラム

・片栗粉.........適量
・イチゴ(洗って水気を拭き、ヘタを取る).........5個

【みそミルクあん】
 【B】
  白みそ(甘口).........40グラム
  てんさい糖(または白砂糖).........20グラム
  片栗粉.........10グラム
  牛乳.........100ミリリットル

◆作り方

(1)みそミルクあんを作る。
   小さい片手鍋に(B)を入れて木べらでよく溶かし、弱火にかける(※特に底が焦げやすいので気をつける)。
   取っ手を持ち、木べらで絶えず底を混ぜながらフツフツするまで練り上げ、冷ます。
(2)求肥を作る。耐熱容器に(A)を入れて木べらでよく混ぜ、ラップをふんわりかける。
   電子レンジで2分加熱→かき混ぜ→1分加熱→かき混ぜを繰り返して透明な求肥にする(※混ぜる時、しゃもじを水でぬらしながら混ぜるとよい)。
(3)バットに片栗粉を広げ、水でぬらしたスプーンで求肥をすくって5等分にしてのせる。
(4)乾いた手に片栗粉をつけ、求肥をのせて広げ、みそミルクあんをのせる。
   イチゴをのせ、手早く包む(※手がぬれているとベタベタと求肥がつくので注意)。
   余分な粉ははたき落とす。

 【ワンポイント】

 2月はバレンタイン!
 この季節は普段お菓子作りから遠ざかっている人も何やら作ってみたくなりますよね。今回は身近な材料とみそを使って世界のどこにも売っていない「自分だけのお菓子」を作ってみませんか。もちろん小さいお子さんや家族と作るのも楽しい時間になりますよ。
 「みそミルクあんのいちご大福」は材料も作り方もとてもシンプルですが、形がバラバラになるところが楽しいお菓子です。上手に作るポイントはミルクあんをしっかり冷まして作ることです。どこか懐かしくて優しい味、熱い緑茶がよく合います。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。元・福島学院大食物栄養学科講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2024年2月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より