身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

　【栄養価】エネルギー１３８キロカロリー、食塩相当量１．１グラム　※１人分の値

　◆材料　＜４人分＞

・豆腐（木綿）.........２００グラム
・カニのほぐし身.........５０グラム
・だし汁.........１６０ＣＣ
・酒.........大さじ１
・みりん.........大さじ１
・みそ.........大さじ１弱
・水溶き片栗粉.........適量
・三つ葉（ざく切り）.........少量
・ユズの皮.........少量

　◆作り方

（１）豆腐は２センチ角くらいに切り、水切りをしておく。
（２）鍋にだし汁と酒、みりんを入れて火にかけ、煮立ってきたら豆腐とカニのほぐし身を入れ、みそを溶き入れる。
（３）片栗粉を水でゆるめに溶いて加え、ひと煮立ちしてとろみがついたら、三つ葉を散らす。好みでユズの皮の千切りを散らす。

　【ワンポイント】

　寒い日におすすめの体が温まる葛煮です。ちょっと贅沢なカニと豆腐、みそを使うので、低カロリーながら、しっかりたんぱく質が摂れます。一つの鍋で簡単に作れ、しかも消化が良いので、夜遅くなった時や、風邪気味の時にもおすすめです。みそ味なのでコクがありながらまろやかで、ホッとするような優しい味に仕上がります。水でゆるめに溶いた片栗粉を加えることで最後まで冷めにくく、おいしく食べられます。

２０２４年３月号・Ｍｅ＆Ｙｏｕ「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より