しらす温玉みそダレの小丼

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー361キロカロリー、食塩相当量1.7グラム ※1人分の値

 ◆材料 <2人分>

・しらす干し.........60グラム
・温泉卵.........2個
・白ごま.........少量(約小さじ2)
・万能ネギ、刻みのり.........少量
・ご飯.........小ぶり茶碗2杯分
・万能みそ・しょうゆダレ............大さじ1強(約20グラム)

【万能みそ・しょうゆダレのレシピ】
 ・みそ.........100グラム
 ・みりん.........70グラム
 ・しょうゆ.........35グラム
 →みそ、みりん、しょうゆを瓶に入れて混ぜ、冷蔵庫で保存する。約1か月保存可能。

 ◆作り方

(1)しらす干しはザルに入れて熱湯をかける。
(2)丼に熱々のご飯を盛りつけ、(1)のしらす干しをのせる。
   温泉卵、白ごま、万能ネギ、刻みのりをのせて「万能みそ・しょうゆダレ」をかける。

 【ワンポイント】

 旬のしらす干しはタンパク質の他に、骨や精神安定に関わるカルシウムや骨、免疫機能に関わるビタミンDが豊富に含まれています。食べる時はザルに入れてさっと熱湯をかけると生臭みが消え、塩分も適度に抜けて殺菌にもなります。
 「万能みそ・しょうゆダレ」は瓶などに入れて作り置きすると、この「しらす温玉丼」や炒め物、和え物などに使えてとても便利です。ただし、子どもが食べる時はみりんは煮切ってから合わせましょう。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。元・福島学院大食物栄養学科講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2024年4月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より