宮泉銘醸「世界が評価」 ベルギー『SAKEセレクション』最高賞

 
セレモニーでコストノーブル会長の祝福を受けた宮森専務(右)

 ベルギーのブリュッセル国際コンクール(CMB)が初めて設けた日本酒部門「SAKEセレクション2018」の受賞セレモニーが7日、ブリュッセル市庁舎で行われ、純米酒の部で「會津宮泉 純米酒」が最高賞のトロフィー酒に輝いた宮泉銘醸(会津若松市)などをたたえた。

 CMBのトマ・コストノーブル会長が宮泉銘醸の宮森大和専務(39)らにトロフィーを手渡した。セレモニー後には、日本大使公邸で祝賀会が開かれ、出席者が受賞酒で乾杯した。

 宮森専務は「妥協せずに酒造りをしてきたことが報われた。福島の酒、日本の酒として世界に評価され、発信できたことがうれしい」と喜びを語った。

 品評会には、全国の蔵元が7部門に計617銘柄を出品。本県から名倉山酒造(会津若松市)の「名倉山 純米吟醸 善き哉」が純米吟醸酒の部、「名倉山 純米酒 月弓」が純米酒の部でプラチナ賞を受賞した。