町内産コメから日本酒 風評払う「楢葉の風」

 
完成を祝う関係者

 楢葉町産のコメを使い、会津美里町の酒蔵で仕込んだ日本酒「楢葉の風」の販売が17日、始まった。楢葉町と町商工会などが風評の払拭(ふっしょく)に向けて企画し、今年で2年目。

 2年目も発売

 町で生産された酒造好適米「夢の香」を使い、会津美里町の白井酒造店が純米大吟醸酒、特別純米酒、うすにごり生酒などを仕込んだ。今年の出荷本数は1・8リットル入り、720ミリリットル入り合わせて約5100本を予定している。 同日は楢葉町のサイクリングターミナルでお披露目会が開かれた。松本幸英町長が「復興に向かう町の姿を発信していきたい」とあいさつし、鏡開きで完成を祝った。

 楢葉の風は、同ターミナルやJヴィレッジ(楢葉町、広野町)、福島市のコラッセふくしまなどで販売している。純米大吟醸酒の価格は1・8リットル入りが4104円(税込み)、720ミリリットル入りが2052円(同)。問い合わせは町新産業創造室(電話0240・23・6105)へ。