会津坂下で田植えと仕込み 全国の信金連携、日本酒「絆舞 令和」

 
もろみをかき混ぜる関係者

 東日本大震災からの復興支援や地域創生などを狙いに、全国の信用金庫が参加して日本酒を醸造する今年の「興(お)こし酒プロジェクト」が18日に始まり、会津坂下町で酒米の田植えと日本酒の仕込み作業が行われた。

 プロジェクトは3年目で福島県の会津、郡山、白河、須賀川、ひまわり、あぶくま、二本松、福島の8信金を含め全国の約230信金が協力する。

 各信金の役職員や地元の子どもらが参加して来年度に醸造する「興こし酒」の原料となる酒米を約5アールの田んぼに植えたほか、曙酒造ではもろみをかき混ぜるなど仕込み作業をした。セレモニーも行い、東北地区信用金庫協会長の樋口郁雄福島信用金庫理事長、金成孝典県商工労働部長、斎藤文英町長、鈴木孝市曙酒造代表社員があいさつした。会津農林高の生徒が早乙女踊りを披露した。

 プロジェクトでは全国123種類のコメをブレンドした「絆舞(きずなまい) 令和」を醸造する。昨年、47都道府県を結ぶ特別企画として50種類のコメで造った「絆舞」が好評だったことから、今年は規模を拡大した。酒の名称を新たに「絆舞 令和」として、500ミリリットル入りで1万3千本を製造する。

 福島、岩手、宮城の3県と、熊本地震で被災した熊本県のコメを使って毎年造っている「絆結(きゆ)」(720ミリリットル入り)も1500本醸造する。さらに新企画として、宮崎県の企業と連携して絆舞の酒かすなどを使ったカステラを作る。

 日本酒やカステラは10月7、8の両日に東京国際フォーラム(東京都)で開かれる「"よい仕事おこし"フェア」でお披露目される。