統一ブランド「AIZ'S-EYES」推進委発足 福島県の清酒業界初

 
ワインをイメージしたボトルに赤べこがデザインされたAIZ'S―EYES

 県内清酒業界初の統一ブランド「AIZ'S―EYES(アイズアイズ)」の醸造に参加する会津地方の13蔵元が、PRや販売促進強化を目指す新組織AIZ'S―EYES推進委員会を発足させた。来年2月には都内で初のお披露目イベントを開き、県産品の魅力を発信している「ふくしま応援シェフ」も招待、各店での利用や発信を促す。

 各蔵が会津産の酒米と水で純米吟醸酒(末廣酒造は山廃仕込み)を醸造し、統一ボトルで販売する。赤べこが描かれたボトルは統一だが、中身は各蔵の日本酒。短冊に蔵元の名前が入っている。2年目の取り組みで、参加蔵元は昨年度の7社から13社に増え、今後も拡大する方針。720ミリリットル入り2500円(税別)。

 同推進委員会の委員長は名倉山酒造(会津若松市)社長で会津若松酒造協同組合理事長の松本善六氏が務める。

 20年1月若松と2月東京でPR

 同推進委員会は来年1月15日に会津若松市のスマートシティAiCT交流棟、2月5日に東京都のピアシス新橋店でPRイベントを開く。県のサポート事業の補助を受けており、ピアシス新橋店にはふくしま応援シェフを招く。一般の入場はできない。今後、県内外での試飲販売会を予定する。

 AIZ―EYES推進委員会参加蔵元

 名倉山酒造、鶴乃江酒造、榮川酒造、末廣酒造、辰泉酒造、高橋庄作酒造店、磐梯酒造、花春酒造、稲川酒造店、喜多の華酒造場、大和川酒造店、峰の雪酒造場、笹正宗酒造