荒川伏流水の日本酒「あらかわ」14日発売 9年連続水質日本一
福島市の荒川・桜づつみ酒づくり協議会は、日本酒の純米吟醸「あらかわ」を14日に発売する。
9年連続で水質日本一の同市を流れる荒川の伏流水を使い、ふるさとの川の恵みを具体的に表現したいと初めて企画した。昨年の4月から新酒開発の構想を始めた。
県が開発した酒造好適米「夢の香」を、同市桜づつみ公園近くの水田に今春植え付けた。醸造は同市の「金水晶酒造店」が担った。
生酒1500本、火入れ酒は来年4月に800本、合計2300本を限定販売する。価格は720ミリリットル各1930円。県観光物産館や金水晶酒造店で販売するほか、同じ地名が縁で、東京都荒川区のイベントへの参加や都内での販売も予定している。
同協議会の油井健治会長、渡辺富志夫副会長、鈴木友和副会長、渡辺芳昭幹事は6日、福島民友新聞社を訪れ「酒米を55%まで削ったので大吟醸に近い、女性好みのフルーティーな酒になるのではないか」とPRした。
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