会津清酒「AIZ'S―EYES」全国に 販売拡大へ新組織

 
アイズーアイズをPRする松本委員長(前列中央)ら蔵元の関係者

 会津清酒の統一ブランド「AIZ'S―EYES(アイズ―アイズ)」の醸造に参加する会津の蔵元13社は15日、会津若松市で同ブランドの販売促進などに取り組む新組織の発足式を開いた。首都圏や県内でのPRイベントなどを通じて知名度向上と販売拡大を狙う。

 各蔵元が会津産の酒米と水で仕込んだ純米吟醸酒を、赤べこをデザインした統一ボトルで販売。中身に合わせ、各蔵の社名を記した会津木綿柄のシールが貼られている。720ミリリットル入り2500円(税別)。2018(平成30)年度から販売しており、本年度は参加蔵元が6社増え、販売本数も約1万本に拡大した。

 新組織は「AIZ'S―EYES推進委員会」で2月5日には東京都のピアシス新橋店でシンガー・ソングライターで利き酒師の氏家エイミーさんをMCに招いたイベント、2月14~16日には県のアンテナショップ、日本橋ふくしま館「ミデッテ」(東京都)で試飲販売会を開く予定だ。19~21日、福島市のコラッセふくしまでも試飲イベントを展開する。

 発足式では松本善六委員長(名倉山酒造社長、会津若松酒造協同組合理事長)が「商品を販売する中で、会津清酒や会津の良さを全国にPRしていきたい」と意気込みを語った。

推進委員会の参加蔵元は次の通り。

 名倉山酒造、鶴乃江酒造、榮川酒造、末廣酒造、辰泉酒造、高橋庄作酒造店、磐梯酒造、花春酒造、稲川酒造店、喜多の華酒造場、大和川酒造店、峰の雪酒造場、笹正宗酒造