ふくしまの酒囲む「車座夜会」スタート 福島県内4会場で開催

 
金賞受賞酒と会津の郷土料理に舌鼓を打つ参加者ら=会津若松市・田季野

 全国新酒鑑評会で金賞受賞数が史上初の7年連続日本一に輝いた本県産日本酒を味わう「ふくしまの酒 車座夜会」が23日、会津若松市の割烹・会津料理「田季野」で始まった。ふくしまの酒車座夜会実行委員会の主催、福島民友新聞社の共催。

 県産酒の魅力を広く発信し、ご当地自慢の料理を堪能してもらおうと、県内4会場で開催する。初回の会津若松会場では、特別ゲストとして、会津若松酒造協同組合理事長の松本善六名倉山酒造社長、向井洋年鶴乃江酒造統括部長、利き酒師の資格を持つシンガー・ソングライターの氏家エイミーさんが参加した。

 乾杯後、次々に金賞受賞酒が運ばれ、参加した約40人の日本酒ファンがニシンの山椒(さんしょう)漬けなど、会津の郷土料理に舌鼓を打ちながら、日本酒との相性を堪能した。

 冒頭、松本社長は「日本酒のきれいな甘さを楽しんでいただければ」とあいさつした。参加者は地酒の魅力や県産酒の展望などについて蔵元と語り合い、日本酒談義に花を咲かせた。また、山際食彩工房(同市)の山際博美シェフが考案した日本酒に合う料理も提供された。

 今後、3会場で開催されるが、いずれの会場も定員に達している。

 開催日と会場次の通り。喜多方会場=24日、会津田舎家▽郡山会場=27日、やぐら太鼓▽福島会場=28日、レストランki―ichigo