かわいい日本酒「福ぽんしゅ」完成 福島大学生×サマンサタバサ

 
発送作業などを手伝う福島大の学生

 福島大の学生と、バッグやジュエリーなどを手掛けるサマンサタバサジャパンリミテッド(東京都)の若手社員が協力して造った日本酒「福ぽんしゅ2020」が完成した。醸造した福島市の金水晶酒造店で3日、瓶詰め・発送作業が行われた。6日に東京都の「サマンサタバサアニバーサリー東京スカイツリータウン・ソラマチ店」などで販売が始まる。

 若い世代をターゲットにした日本酒を造ろうと産学連携で進めてきた。同大近くの水田で酒米「五百万石」を栽培したり、「かわいい日本酒」をコンセプトにした瓶やロゴをデザインするなど農作業や商品開発を行った。同酒造店によると、日本酒はフルーティーな味わいで、食事に合う飲み口に仕上がったという。

 同大経済経営学類3年の間船彩世さん(21)=福島市=は「1年にわたる取り組みが形になってうれしい。多くの人に福島の魅力が伝わればいい」と話した。販売数は3000本(1本500ミリリットル)、価格は1800円(税込み)。8日から福島市の県観光物産館(コラッセふくしま内)や中合福島店などでも販売が始まる。