広野産米仕込みの新酒披露 「奥州日之出の松」販売開始
広野町産のコシヒカリで仕込んだ純米酒「奥州日之出の松」の新酒が完成し、町内のスーパーや酒販店などで販売が始まった。
純米酒は、コメの消費拡大と風評払拭(ふっしょく)に向け町民有志が結成した「広野町の地酒をつくる会」が手掛け、今年で5年目。
町内を流れる浅見川河口にかつてあった名木「日之出の松」にちなみ命名した。町内で生産された特別栽培米のコシヒカリ210キロを原料に、喜多方市の会津錦に頼んで仕込んだ。辛口ですっきりとした味わいが特徴。
価格は720ミリリットル入りが1471円、1.8リットル入りが3361円。
同会は7日、同町のビジネスホテル「ハタゴイン福島広野」でお披露目会を開き、約50人が新酒を味わった。
同会の鈴木正範会長(74)は「素晴らしい地酒に仕上がった。風評の払拭とコメの消費拡大につなげたい」と話した。
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