知事賞に「田島」「國権」「廣戸川」 県酒造組合の県春季鑑評会
県酒造組合の県春季鑑評会は16日、会津若松市で開かれ、最高賞の知事賞には吟醸酒の部で田島(会津酒造、南会津町)、純米酒の部で國権(国権酒造、南会津町)、夢の香の部で廣戸川(松崎酒造、天栄村)が選ばれた。
鑑評会は、毎年春と秋の2回開かれており、今回は吟醸酒の部に96点、純米酒の部に66点、夢の香の部に20点が出品された。
井原信二仙台国税局鑑定官室主任鑑定官、鈴木賢二県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター副所長・醸造・食品科長ら15人が味や香りなどを審査した。
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、感染予防策として、審査の際には、スポイトを使って日本酒をおちょこから別のプラスチックカップに移して試飲をした。
知事賞表彰式は現在、日程を調整している。
金賞受賞酒次の通り。
◇吟醸酒の部=萬代芳(白井酒造店、会津美里町)榮四郎(榮川酒造、磐梯町)藤乃井(佐藤酒造店、郡山市)國権(国権酒造、南会津町)開當男山(渡部謙一、南会津町)会津吉の川(吉の川酒造店、喜多方市)奥の松(東日本酒造協業組合、二本松市)嘉永蔵(末廣酒造嘉永蔵、会津若松市)玄宰(末廣酒造博士蔵、会津美里町)名倉山(名倉山酒造、会津若松市)又兵衛(四家酒造店、いわき市)花春(花春酒造、会津若松市)一生青春(曙酒造、会津坂下町)千駒(千駒酒造、白河市)明和蔵(笹の川酒造、郡山市)廣戸川(松崎酒造、天栄村)あぶくま(玄葉本店、田村市)千功成(檜物屋酒造店、二本松市)京の華(辰泉酒造、会津若松市)さかみずき(たに川酒造、郡山市)会津中将(鶴乃江酒造、会津若松市)
◇純米酒の部=千駒(千駒酒造、白河市)会津中将(鶴乃江酒造、会津若松市)京の華(辰泉酒造、会津若松市)きたのはな(喜多の華酒造場、喜多方市)奥の松(東日本酒造協業組合、二本松市)山桜(笹の川酒造、郡山市)夫婦さくら(豊國酒造、会津坂下町)弥右衛門(大和川酒造店、喜多方市)藤乃井(佐藤酒造店、郡山市)又兵衛(四家酒造店、いわき市)伊佐須美の杜(白井酒造店、会津美里町)七重郎(稲川酒造店、猪苗代町)榮四郎(榮川酒造、磐梯町)大和屋善内(峰の雪酒造場、喜多方市)三春駒(佐藤酒造、三春町)天明(曙酒造、会津坂下町)善き哉(名倉山酒造、会津若松市)會津(会津酒造、南会津町)
◇夢の香の部=國権(国権酒造、南会津町)天明(曙酒造、会津坂下町)山の井(会津酒造、南会津町)こうざし(花春酒造、会津若松市)会津中将(鶴乃江酒造、会津若松市)
- 新酒「なないろ」完成 2年目、ラベル一新 本宮の農家と酒蔵開発
- 「金水晶四季の蔵」開所 新酒完成、水質日本一・荒川の水活用
- 華やかな香り「三春駒大吟醸386」 三春酒造が限定発売
- 雪室で熟成貯蔵 猪苗代の酒店、「特別純米無ろ過原酒」7月発売
- 福島県春季鑑評会、「玄宰」「会津男山 回」「廣戸川」に知事賞
- 6蔵元新酒「高い品質」 郡山で持寄会、大吟醸など出来栄え確認
- 4年目の「帰忘郷」増す深み 大熊産米の純米吟醸酒「復興感じて」
- 「ふくしまの酒蔵ガイドブック」改訂版、56蔵の魅力を網羅 県作製
- 福島県内から3銘柄、最高金賞 「ワイングラスでおいしい日本酒」
- 末廣酒造(会津若松)に最優秀賞を授与 サケ・チャレンジ