「会津地酒セット」販売!11蔵元と酒販店 15日から受け付け

 
「会津地酒応援セット」として販売される11蔵元の純米酒

 新型コロナウイルスの感染拡大で日本酒の消費量が減少する中、地酒文化を守ろうと、会津若松市を中心とした11蔵元や酒販店などがタッグを組み、応援金付き純米酒セット「会津地酒応援セット」を販売する。売り上げの一部は応援金として同市などに寄付され、感染症対策に役立てられる。応援セットの申し込みは、15日から受け付ける。

 有志の蔵元や酒販店などが「会津地酒支援プロジェクト実行委員会」をつくり、消費拡大と業界の活性化に乗り出す。

 実行委員会の取り組み第1弾となる「応援セット」には、会津若松酒造協同組合に加盟する蔵元の720ミリリットル入り純米酒に、市内の飲食店で使える食事券が付いてくる。全蔵元の純米酒が届く2万円の11本セット(食事券1000円相当付き)と、5蔵元の味が楽しめる1万円の5本セット(同500円相当付き)を準備。特典として各蔵元とのオンライン酒の会の参加券も付く。申し込みは27日まで協力酒販店の店頭や電話、ウェブサイトで受け付ける。商品の受け渡し、発送は30、31の両日を予定している。

 若松市長に販売報告

 14日には、実行委員会のメンバーが市役所を訪れ、室井照平市長に応援セットの販売を報告した。同組合の松本善六理事長は「メーカーと小売店が助け合って、この危機を乗り越えたい。たくさんの方に購入していただきたい」と話した。