純米吟醸酒「精一杯」が完成! 山口県と交流、福島市内で販売

 
販売が始まった純米吟醸酒「精一杯」

 福島市で収穫した酒米を使い、山口県の酒造会社が醸造した純米吟醸「精一杯」が完成し、市内の酒店で販売されている。今回で4度目の販売を迎え、関係者は味に太鼓判を押し「酒造りを通した交流を継続し、さらなる発展に精いっぱいつなげたい」と語った。

 同市のあづまの里「荒井」づくり地域協議会、福島ふるさと体験交流会が生産した酒米を永山酒造(山口県)が仕込んだ。無加水の無濾過原酒でアルコール度数は15度。出来栄えは華やかな香りとコメのうま味を感じる質の高い酒となった。

 本県復興に取り組む東京・銀座のNPO法人銀座ミツバチプロジェクトも協力し、田植えや収穫などで福島、山口、銀座の都市間交流を深めてきた。

 同地域協議会の阿部保昭会長、渡辺修幹事、福島小売酒販組合福島支部の宍戸一照支部長は「精いっぱいの力を尽くして困難を乗り越えていきたい」と語った。

 純米吟醸が1650円、無濾過生原酒が1760円(いずれも720ミリリットル)。購入は同組合福島支部の加盟店で。問い合わせは同組合(電話024・533・1938)へ。