清酒の『熟成度』確認!若松酒造協組 9蔵元から35点持ち寄り

 
清酒を口に含み、香りや味を確認する審査員ら

 会津若松酒造協同組合は16日、会津若松市の同組合で「初呑(のみ)切り持寄り唎酒(ききざけ)会」を開き、昨秋から今春にかけて製造した清酒の出来を確認した。

 初呑切りでは、タンクに貯蔵されている清酒を少量採取し、酒質や熟成度合いなどを確認する。清酒の品質管理や酒質向上のため、毎年開いている。

 九つの蔵元が吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、本醸造酒、普通酒計35点を持ち寄った。

 鈴木賢二県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター副所長や新城壮一同組合酒質管理委員長ら7人が、熟成度合いや香り、味わいなどに点数を付けて審査した。

 審査の結果は各蔵元に伝えられ、熟成度合いによって清酒の出荷時期を検討するほか、来年の酒質向上などにつなげるという。