3蔵元が最高金賞、全国燗酒コンテスト 金賞は5蔵元6銘柄

 
奥の松酒造の殿川さん(左)、末廣酒造の新城社長(中央)、人気酒造製造部リーダーの高橋康さん(右)

 温めておいしい日本酒を選ぶ「全国燗(かん)酒コンテスト」の審査結果が発表され、奥の松酒造(二本松市)の「奥の松 特別純米」と末廣酒造(会津若松市)の「長期熟成酒 流転 純米大吟醸」、人気酒造(二本松市)の「人気一11 純米原酒」の県内3蔵元3銘柄が最高金賞に輝いた。金賞には県内5蔵元6銘柄が選ばれた。

 コンテストは酒文化研究所(東京都)や全国各地の酒蔵でつくる実行委員会の主催、日本酒造組合中央会の後援。815点の出品があり、最高金賞45点と金賞200点を選んだ。審査会は新型コロナウイルス感染防止策を講じた上で、6、7の両日に開かれた。審査結果は17日に発表した。

 奥の松酒造は「お値打ちぬる燗部門」(720ミリリットル1100円以下、税別)で、末廣酒造と人気酒造は「特殊ぬる燗部門」(にごり酒・古酒・樽(たる)酒・極甘酒など)でそれぞれ最高金賞となった。

 本県酒蔵の金賞受賞次の通り。

 お値打ちぬる燗部門=花春酒造(会津若松市)「花春 濃醇純米酒」、名倉山酒造(会津若松市)「上撰 名倉山」、人気酒造「人気一 黒人気純米吟醸」▽お値打ち熱燗部門(720ミリリットル1100円以下、税別)=末廣酒造「伝承山廃純米 末廣」▽プレミアム燗酒部門(720ミリリットル1100円超、税別)=人気酒造「人気一 燗酒スペシャル」、笹の川酒造(郡山市)「特別純米 山桜」