コシヒカリで限定酒 会津若松、花春酒造が稲刈り

 
コシヒカリの稲刈りに汗を流す社員ら

 会津若松市の花春酒造は23日、同市神指町中四合の水田でコシヒカリの稲刈りを行った。同社は、収穫したコシヒカリで限定酒を仕込む予定で、四合瓶換算で約1800本になる見込み。

 同社はこれまでも酒米の一部にコシヒカリを使ってきたが、地元のコメを使って日本酒を仕込みたいと考え、この春初めて社員がコシヒカリの栽培に取り組んだ。

 同社近くの田んぼを所有する岩橋秀一さん(63)が協力し、春に約24アールの田んぼに苗を植えた。

 同日は佐藤清専務、柏木純子杜氏(とうじ)ら社員6人が参加し、鎌を手に丁寧に手作業で稲刈りを行った。

 収穫したコシヒカリは岩橋さんが乾燥させ、冬に仕込みを行う予定。佐藤専務は「今年初めて取り組み、要領が分かったので、今後も継続していきたい」と話した。