会津若松・花春酒造が準グランプリ 全米日本酒歓評会・大吟醸B

 

 海外で最も歴史のある日本酒の審査会「第20回全米日本酒歓評会」の結果が発表され、本県から花春酒造(会津若松市)の「花春 純米大吟醸酒」が大吟醸B部門(精米歩合50%以下)の準グランプリに輝いた。

 歓評会は日本酒文化を北米などに紹介することを目的に2001(平成13)年に始まった。日本と米国、メキシコの199社の蔵元から大吟醸A(精米歩合40%以下)、大吟醸B、吟醸、純米の4部門に502銘柄の出品があった。

 審査会は17~19日、米ハワイ州で開かれた。金賞133点、銀賞120点を選出し、金賞の中からグランプリと準グランプリを決めた。審査員は米国在住の日本酒専門家9人が務めた。

 柏木純子杜氏「成果認められた」

 大吟醸B部門で準グランプリに輝いた花春酒造の柏木純子取締役製造部長・杜氏(とうじ)・商品開発部長は「スタッフ全員が気持ちを一つに、良い日本酒を造ろうとした成果が認められたと思う。会津産の酒造好適米『夢の香(かおり)』や本県の『煌(きらめき)酵母』を使った福島オンリーの酒で受賞できたことがうれしい」と話した。