「日本酒フェア」オンライン開催 福島県産酒の取り組みを解説

 
全国新酒鑑評会で7年連続日本一となっている県産酒をアピールする鈴木副所長

 全国の酒造組合が一堂に集まる「日本酒フェア2020」が24、25の両日、オンラインで開かれ、本県は全国新酒鑑評会の金賞受賞数で7年連続日本一となっている福島の酒やこれまでの取り組みを発信した。日本酒造組合中央会の主催。

 各酒造組合がセミナーを企画。本県からは県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの鈴木賢二副所長が25日に「金賞受賞最多の技!ふくしまの酒ここにあり!」と題して講演した。

 鈴木副所長は県清酒アカデミー職業能力開発校による人材育成や通称「金とり会」と呼ばれる高品質清酒研究会を通じた蔵元相互の情報共有などで躍進の土台を築いてきたことを紹介。福島の酒について「芳醇(ほうじゅん)・淡麗・旨口(うまくち)」と表現し、おいしさをアピールした。

 フェアは新型コロナウイルスの感染防止のため、動画投稿サイトのユーチューブで生配信で開かれ、本県からは高品質清酒研究会の東海林伸夫元会長(夢心酒造)と向井洋年会長(鶴乃江酒造)も出演した。