南相馬市産「酒米」大和川酒造店に引き渡し 仕込みは12月開始
南相馬市産の酒米を使った地酒づくりを行う南相馬地酒生産推進協議会は27日、喜多方市の大和川酒造店に純米酒「御本陣」を製造するための酒合適合米「夢の香」を引き渡した。
御本陣は相馬野馬追にちなんで名付けられた。復興から発展への歩みを進める南相馬の地酒として2016(平成28)年度に誕生した。今年は南相馬市鹿島区で例年よりも少ない0.7ヘクタールの田んぼで栽培した。仕込みは12月に始まり、製造本数は未定。来年2月中旬に南相馬市で新酒発表会が開かれ、その後発売する。
同協議会の大亀清寿会長と生産者の酒井洋さんらが同日、同酒造店の佐藤和典社長に夢の香68袋(約2トン)を引き渡した。
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