新地特産の純米吟醸酒「鹿狼山」新酒、町内酒店などで販売

 
「鹿狼山」の完成を発表する後藤会長

 新地町特産の純米吟醸酒「鹿狼山」の新酒の販売が18日、町内の酒店やコンビニを中心に始まった。17日には同町の鹿狼の湯で完成発表会が開かれ、町特産品振興協議会長の後藤顕一町商工会長が今年の出来を報告した。

 「鹿狼山」は同町商工会が中心となって1995(平成7)年に開発。町で収穫したコメ「ひとめぼれ」を掛米に使い、会津坂下町の曙酒造が製造している。アルコール度数は16度。

 今年の出来は甘口で酸度が低く飲みやすい仕上がりとなった。後藤会長は「飽きが来ない飲み口となり、これまで飲んだことのない人にも楽しんでほしい。多くの人にお土産などに使ってもらえれば」と話した。大堀武町長、遠藤満町議会議長が祝辞を述べた。

 発売を開始したのはおりがらみ酒で、火入れ酒は来年2月末ごろから販売する。価格は720ミリリットル入り1670円、1.8リットル入り3040円。同町の後藤商店や佐藤商店、セブン―イレブン福島新地町店、ファミリーマート目黒新地町店で販売されている。

 問い合わせは新地町商工会(電話0244・62・2442)へ。