葛尾産米使用日本酒 「でれすけ」12月24日発売 第2弾2種類

 
24日に発売される「でれすけ」の辛口(左)と甘口

 葛尾村産米を100%使った純米吟醸酒「でれすけ」が24日、発売される。一般社団法人葛力創造舎(同村)が昨年から取り組む日本酒造り企画の第2弾で、今回は辛口と甘口の2種類をそろえた。醸造は山形県長井市に拠点を移す鈴木酒造店(浪江町)が担った。

 精米歩合55%で、辛口と甘口の720ミリリットル瓶を各750本販売する。価格はいずれも税別1600円。

 原料の村産米は、同法人が村内で栽培したブランド米「里山のつぶ」。村ではかつて、ふんどし姿で稲作が行われていたことから、ラベルデザインはふんどしをモチーフにしている。

 同法人によると、「でれすけ」は「だめなやつ」を意味しており、「無礼講は逆に仲のいい証拠。この酒を酌み交わす人同士が家族のように仲良くなってほしい」と思いを込めたという。

 葛尾村のヤマサ、マルイチ商店、石井食堂、双葉町のサンプラザふたばの4店舗で販売するほか、電話注文も受け付ける。問い合わせは葛力創造舎(電話0240・23・6820)へ。