「日本酒」仕込み体験!川俣産米を使用 喜多方・大和川酒造店

 
仕込み作業に汗を流す部員ら

 町おこしを目指して川俣町産の原料を使った日本酒造りに取り組む同町商工会青年部は18日、喜多方市の大和川酒造店で、日本酒の仕込み作業を体験した。

 同青年部は日本酒造りを一昨年春に企画。昨年5月に地元の「小神百姓クラブ」の協力で、同町小神地区の水田約30アールに本県オリジナル酒造好適米「福乃香」を作付けした。収穫したコメを使ったスパークリング日本酒「香泡天田(かわまた)」の醸造を同酒造店に依頼した。

 仕込み作業の体験には部員5人が参加。参加者は杜氏(とうじ)の手ほどきを受けながら、酒米約55キロを仕込んだ。香泡天田は500ミリリットル入りを1500本仕込む予定。2月下旬に瓶詰めし、町内の道の駅川俣などで販売する。

 菅野昭則部長は「ようやく完成が見えてきた。部員一丸となって造った香泡天田を多くの人に飲んでもらえる日を楽しみに待ちたい」と話した。