福島県産の日本酒、米・西海岸の販路開拓へ オンラインで紹介

 
日本酒の魅力を紹介する県内蔵元の関係者

 米国西海岸で県産日本酒の販路を開拓する事業の開始イベントが5日、郡山市とサンフランシスコをオンラインでつないで開かれた。県内蔵元の酒造りへのこだわりや和食以外の食事との組み合わせを紹介した。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)福島貿易情報センターの主催、県と県貿易促進協議会の共催。本県側は9蔵元と発酵調味料を製造する企業、米国側はレストランや小売店、卸業者など17社が参加した。試飲会で、現地バイヤーらが各蔵元の日本酒やそれに合わせた料理を味わった。ソムリエによる提案も行われた。

 ジェトロによると、米国は日本酒の世界最大の市場である一方、現地での認知度に地域差がある。県がアンテナショップを開設したニューヨークなど東海岸を中心に販路開拓が進んでいるが、西海岸はこれからで、伸びしろが大きい。

 9~11日には個別商談が行われる予定。