地酒貯蔵、雪でまろやか 猪苗代で7月中旬にも販売

 
雪室に運び込まれる日本酒

 雪に覆われた室の中で日本酒を熟成させる雪中貯蔵作業が10日、猪苗代町の酒店「リカーショップうかわ」(宇川定代表)で行われた。7月中旬に室から出し、販売する予定。

 同町の蔵元・稲川酒造店で造った「特別純米無ろ過原酒」約500本を新たに運び込んだ。同店によると、高さ約4メートルまで雪を積み上げて造った室の中は温度2度、湿度約90%に保たれており、雪室で熟成されたお酒は口当たりが非常に柔らかく仕上がるという。

 一度火入れをしたものと生酒の2種類があり、価格はいずれも1本720ミリリットルで2020円。昨年やおととしから貯蔵していた同銘柄の「2年もの」(2140円)、「3年もの」(2260円)も計500本販売予定。

 予約、問い合わせはリカーショップうかわ(電話0242・65・2226)へ。