「摺上川」火入れ酒販売 飯坂のつくる会、取り組み4年目

 
販売開始となった「摺上川」の火入れをPRする(左から)佐藤幹事、安斎会長、菊田副会長、柳沼幹事

 同市飯坂町茂庭を源に、飯坂の温泉街を流れる清流・摺上川。この豊かな水源を生かして本当の意味での「地酒」を造ろうと、地元有志が「飯坂温泉地酒をつくる会」を立ち上げた。飯坂温泉観光協会との共同企画で摺上川を誕生させた。取り組みは4年目。

 酒米は同市飯坂町東湯野地区で育てた酒造好適米「福乃香」で、モンドセレクション最高金賞を4年連続で受賞した摺上川の水を使った。蔵元は同市松川町の金水晶酒造店。冬に要冷蔵の「生酒」、秋には火入れをして貯蔵熟成した「ひやおろし」も販売し、好評を得ている。ふるさと納税の返礼品にも使われている。

 販売開始に合わせて同市飯坂町の舛七酒店につくる会の安斎忠作会長、菊田透副会長、佐藤真也、柳沼公貴両幹事が集まり、火入れ酒をPRした。安斎会長は「フルーティーで香りが良く、バランス良く仕上がった」とアピールした。

 火入れ酒は720ミリリットル入りで1930円。同市の販売店で購入できる。問い合わせは同協会(電話024・542・4241)へ。市内の取り扱い店次の通り。

 舛七酒店、旧堀切邸、角田商店、いちい飯坂店、県観光物産館、川瀬酒販