福島県、抽選で「日本酒」プレゼントへ 消費拡大キャンペーン

 

 県は、コロナ禍で落ち込む県産酒の消費拡大に向け、県内に宿泊する人を対象に抽選で県産日本酒が当たるキャンペーンに乗り出す。酒蔵を訪問すると当選確率が上がる仕組みを検討し、酒蔵への誘客と県産酒の魅力発信につなげる。

 県産日本酒300ミリリットル入り計3本を1セットとし、計2万1000セットを贈る。全国新酒鑑評会で金賞に輝いた銘柄をはじめ、県産日本酒を幅広くプレゼントする予定。県民割の再開時期に合わせ、早ければ7月上旬の開始を予定している。

 このほか県産酒をはじめとした県産品を扱う事業者のオンライン販売サイトの開設や改善、コロナ禍に対応した商品開発などを支援する事業にも取り組む。地区ごとの日本酒をセット販売する際の企画や送料などを支援する事業も昨年に続き実施する。県産酒などの販売促進事業として計1億4232万円を計上した。