矢沢酒造店の白孔雀が最高賞 インターナショナル・サケ・チャレンジ
国際的日本酒コンテストの第15回インターナショナル・サケ・チャレンジの審査結果が27日発表され、矢沢酒造店(矢祭町)の「白孔雀」が純米大吟醸部門の最高賞「トロフィー」に選ばれた。
コンテストは日本酒に対する国際市場での理解、認識を向上させ、流通と販売を促進することを目的に開かれている。大吟醸・吟醸、純米大吟醸など部門に分け、香りや味わい、精神的高揚感・充足感の有無などを審査した。金賞21点、銀賞55点、銅賞56点を決め、金賞の中からトロフィー11点を選んだ。県内からはトロフィー・金賞1点、銀賞3点、銅賞1点が選ばれた。
県内蔵元の入賞酒
◇大吟醸・吟醸 ▽銀賞=大吟醸 玄宰(末廣酒造、会津若松市)
◇純米大吟醸 ▽トロフィー・金賞=白孔雀(矢沢酒造店、矢祭町)
◇純米吟醸 ▽銀賞=會津宮泉 純米吟醸(宮泉銘醸、会津若松市)▽銅賞=笹の川 福乃香 純米吟醸「ふ」(笹の川酒造、郡山市)
◇純米 ▽銀賞=會津宮泉 純米酒(宮泉銘醸)
「今後もおいしい酒」
矢沢酒造店杜氏(とうじ)の小松孝行さん(65)は「全国の名門とも呼ばれる酒蔵と並んで評価されたのはうれしい」と最高賞となるトロフィーの獲得を喜んだ。水の温度を11度になるよう管理したり、コメの浸漬時間を調整したりして、コメのうま味を感じられる味わいに仕上がったという。「今後も自分たちがおいしいと思える日本酒を提供していきたい」と意気込みを語った。
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