福島を象徴する酒に 純米吟醸「あらかわ」新酒発表会

 
鏡開きをして新酒の完成を祝う関係者ら

 福島市の荒川桜づつみ酒造り協議会は12日、日本酒の純米吟醸「あらかわ」の新酒発表会を福島市で開き、関係者が3年目となる酒の完成を祝った。

 油井健治会長が「酒造り3年目でさらにおいしくなった。福島を象徴する酒に成長してほしい」とあいさつ。木幡浩市長が祝辞を述べた。販売やPRに協力している東京都荒川区の職員も参加した。福島民友新聞社から菊池克彦常務が出席した。

 あらかわは、水質日本一に11年連続で輝いた荒川の伏流水を洗米と仕込み水に使用。原料米には本県オリジナル酒造好適米「福乃香」を使い、同市の金水晶酒造店が仕込んだ。

 価格は生酒、火入れともに1本(720ミリリットル)1930円。県観光物産館と金水晶酒造店で販売している。