「香り高く、いい口当たり」 新地産米使った「鹿狼山」16日発売

 
16日から販売が始まる純米吟醸酒「鹿狼山」

 新地町産「ひとめぼれ」を使用した純米吟醸酒「鹿狼山」の販売が16日、町内の商店やコンビニを中心に始まる。今年は香り高く、コメの甘みを楽しめ、口当たりがいい酒に仕上がった。後藤顕一町商工会長は「地元の方に楽しんでいただくのはもちろん、故郷のお土産にも最適。各地の人に味わってほしい」と話している。
 
 純米吟醸酒「鹿狼山」は町商工会が中心となって1995(平成7)年に開発。町で収穫したコメを掛米に使い、会津坂下町の曙酒造が製造している。


 16日に発売されたのは、出来たての味わいを堪能できる「おりがらみ生酒」。14日には同町の鹿狼の湯で完成発表会が開かれ、後藤会長がフレッシュな味わいの新酒の出来栄えを報告。大堀武町長、遠藤満町議会議長が祝辞を述べた。


 価格は720ミリリットル入り1670円、1・8リットル入り3040円。同町の後藤商店や佐藤商店、セブン―イレブン福島新地町店、ファミリーマート目黒新地町店で販売する。3月上旬ごろからは、火入れ酒を販売する予定。問い合わせは新地町商工会(電話0244・62・2442)へ。