宇宙滞在の酵母を使用、石川の純米吟醸酒「勝」 600本限定発売
一般社団法人ひとくらす(石川町)は、1カ月以上宇宙に滞在した県オリジナル酵母「うつくしま夢酵母」を使った純米吟醸酒「勝(まさる)」を発売した。
勝は有賀醸造(白河市)が石川町産のひとめぼれと、うつくしま夢酵母を使って醸造。うつくしま夢酵母は、東日本大震災から10年の節目に「東北復興宇宙酒」を造ろうと、6月に国際宇宙ステーションに打ち上げられ37日間宇宙に滞在した。宇宙酒の醸造は県内の各酒造会社で行われている。
勝のお披露目は17日、同法人が運営する地域交流拠点施設「ひとくらす」で行われた。三森孝浩代表や、原料のコメを生産する仲田昌勝理事、塩田金次郎町長があいさつ。出席者が乾杯し、勝を味わった。
勝は600本限定販売で、720ミリリットル入り1500円。問い合わせはひとくらす(電話0247・57・7073)へ。