天海大僧正にちなんだ日本酒完成 美里町観光協、歴史文化発信へ

 
来年1月中旬の販売を目指している純米酒「随風」

 会津美里町出身とされ、徳川家康の側近として仕えた天海大僧正にちなんだ純米酒「随風」が完成した。町観光協会が、天海の知名度向上や地域活性化へ考案し、町の歴史文化発信に力を入れる。

 随風は、天海が11歳で町内の龍興寺で出家した際に与えられた名前。日本酒は協会から依頼を受け地元の白井酒造店が製造した。酒米には会津産の五百万石を使っており、やや辛口のさっぱりとした飲み口で、食中酒に向いているという。

 2種類のラベルは天海大僧正顕彰事業委員会がデザイン。随風の署名の代わりである花押(かおう)も描かれている。720ミリリットル入りで1320円。町内の酒販店などを中心に、来年1月中旬ごろの販売を目指す。全国各地の天海ゆかりの寺にも献上される。

 水野俊彦会長は「町民でも天海の功績を知らない人は多い。町内の酒蔵で製造することで、天海の魅力をPRする一つの起爆剤にしたい」と期待を込めた。問い合わせは町観光協会(電話0242・56・4882)へ。