香り程よく仕上がり爽やか...「夢そうま」新酒発売 相馬地酒推進協

 
発売された純米吟醸酒「夢そうま」

 相馬市産の県オリジナル酒造好適米「夢の香」を使用した地域ブランド酒「夢そうま」の新酒の販売が始まった。本年度設立された相馬地酒推進協議会は25日、同市の音屋ホールで初めての新酒発表会を開き、フレッシュな味わいの純米吟醸酒を披露した。

 夢そうまは、相馬産米を使って、2008(平成20)年度から人気酒造(二本松市)で製造されている。これまで相馬商工会議所が中心となって普及に努めてきた。本年度からは新たに協議会をつくり、地元の漁協、JA、旅館関係者との連携体制を整え、夢そうまの味わいなどにも意見を反映させた。

 発売されたのは、純米吟醸「芳醇(ほうじゅん)辛口喉ごしの極」。香りが程よく、地元の海産物と合う爽やかな仕上がりで、食中酒としても楽しめる。価格は720ミリリットル入り1472円、1・8リットル入り2863円。市内20店舗の小売店で販売するほか、31カ所の飲食店や旅館で提供する。

 発表会では、協議会長の草野清貴相馬商議所会頭が完成を報告。立谷秀清市長らが祝辞を述べた。草野会頭は「相馬においしい地酒があることを多くの方に知っていただき、味わってほしい」と話した。

 問い合わせは相馬商議所(電話0244・36・3171)へ。